2014年5月15日木曜日

伊坂流システム論と近未来 - 伊坂幸太郎「モダンタイムス」

 今日感動したニュース映像:猫が猛犬に体当たり、飼い主の子ども救う
猫派、しかも子供の頃友達の犬にガブリとやられた経験を持つ身にとって、感動的とも言える動画でした。

 曇り時々小雨、朝の最低16度強、午後の最高20度強と気温変化少なめ、基本的に天気は快方ながら、昼を過ぎても思い出したように霧雨が舞い、やっと陽が射してきたのは夕方でした。

 本日も最近読んだ本から、ここ1-2年伊坂作品読んでないかも、と手に取った作品で、「ゴールデンスランバー」と同時期の作とのこと、また文庫化に際し、大幅に改稿されたらしく、結末も違うそうです。

モダンタイムス 伊坂幸太郎
 舞台は21世紀後半?内容的には「魔王」の50年後を描く続編、恐妻家の主人公があるプログラムの解析を進めるうち、得体の知れない陰謀に巻き込まれてゆくサスペンス、作家の井坂好太郎(笑)が登場するなど、伊坂節がたっぷり、それが難点とも魅力とも、またミステリー部分に関しては着想は面白いけれど、余りミステリー的にまとめる意思は無いのかその料理法は中途半端、エンターテイメント志向だった「ゴールデンスランバー」と比して、「魔王」と同様、メッセージ志向の作品となってます。

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