2014年6月8日日曜日

50回記念のマーラー5番 - 横島勝人&八王子フィルハーモニー管弦楽団

 祝!シャラポワ全仏優勝!!

 梅雨入り以降雨は3日間降り続き、トータル雨量は200ミリと梅雨末期を思わせる多さ、午前テニス、午後コンサートの予定が練習は当然中止、午前中に無線の入る場所で全仏決勝シャラポワvs.ハレプをダウンロードしてから東京へ、気が付けばそこここに紫陽花が咲いています。

 実は午後同じ時間帯に聴きたいアマオケが重なっており、メインはそれぞれツァラとマーラー5番、その比較で言えば後者なんですが、会場はトリフォニーに対し八王子!と後者が圧倒的不利、しかも以前に聴いた際のオケの安定度で言っても前者優勢、でしたが、悩んだ挙句やはりマーラーをチョイス、と言うのも八王子までの長旅の道中で全仏決勝を観戦出来るから。

 人生で2、3度目、久々に降りた八王子駅、"八王子ラーメン"と呼ばれるジャンルがあるらしいので、やや早めに現地入りし駅近くの代表的な店を訪問、刻みタマネギ以外は言われなければ分からない微妙な特色。

 八王子に根ざしたこのオケ、50回記念にマーラーを採り上げたとのこと、今回のコンビによるマーラーは1番をだいぶ前に聴いてます。が今日はその時と違うホール、初めて訪れるオリンパスホールは駅近、しかも綺麗でした。

6月8日(日) オリンパスホール八王子
 横島勝人指揮八王子フィルハーモニー管弦楽団 ワーグナー "トリスタンとイゾルデ"より前奏曲、愛の死、マーラー Sym5番
 ワーグナーではTp3,Tb3,Hr5、前奏曲は表情濃いめ、一方愛の死ではやや抑えめ、だったせいかソリスト小林由佳は豊かな声量でオケを制圧。休憩を挟みマーラーはTp5,Tb3,Hr7、Tp、Hr両トップはなかなかの美音、第1楽章結尾の難所、ミュートTp弱音ハイトーンをfでやった(安全のため?)のと、最後のピッツィカートを余韻たっぷりにやったのが印象的、(楽譜の新旧不明ながら)第3楽章のみトップを基点にHrパートは何故か席替え、その第3楽章後に音合わせ、横島氏はゆったりテンポで濃いめの表情を基本としつつ、やや発展途上で乱れがちなオケを棒で整える作業との妥協点、その意味乱れる心配の少ない第4楽章のねっとり表現が最も意図通りか、ブラスは要所で鳴りよく、終楽章クライマックスもTpとTbがしっかり吼えての大団円、アンコールは無し。

 帰り道、やっと雨が小降りに、コンサートの休憩時を含め、マメにシャラポワの決勝をノートPCで観戦しましたが、予想外の熱戦に観終わったのは自宅に戻ってからでした。

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