2014年7月28日月曜日

愉しみ色々、密室シリーズ短編集その1 - 貴志祐介「狐火の家」

 うへぇ、甲子園の石川県予選、決勝で凄いことが!実家近くの大谷高校が9回表まで8-0と圧倒してたのに、それまで2安打沈黙していた星稜が9回裏、一気に9点取って逆転サヨナラ! やられた大谷が可哀想…。

 本日は最近読んだミステリーから、「硝子のハンマー」の主人公である防犯コンサルタントと女性美人弁護士のコンビが活躍する短編集、先日高速バスに置き忘れ、その後実家近くのブックオフに足繁く通い、改めて100円入手したもの。

狐火の家 貴志祐介
 ガチガチの本格ものから、バカミス系、脱力系(←ボクシングネタに爆笑!)まで様々なスタイルで広義の密室を扱った4編、仮説の提示&棄却をこの紙幅でブランド張りに繰り返す表題作が圧倒的、長編にすればよかったくらい。

2014年7月27日日曜日

鐘が主役?の爆演系ショスタコーヴィチ11番 - 森口真司&オーケストラ・ダヴァーイ

 この週末は実家に帰って母の様子を看る予定でしたが、姉と姪達がずっと看ていてくれることになったため、夜行バスをキャンセル、土曜は教え子の応援、日曜はアマオケ&テニス、と真夏日の休日を満喫。

 まず午後に錦糸町で聴いたのはいつも爆演が楽しみなロシア系アマオケ、ただ近年都合が合わず、前回は3年前のシェエラザードです。

 今回のプロは旗揚げ以来ずっと指揮を執る森口氏による選曲とのこと。

7月27日(日) すみだトリフォニー
 森口真司&オーケストラ・ダヴァーイ チャイコフスキー スラヴ行進曲、プロコフィエフ スキタイ組曲、ショスタコーヴィチ Sym11番
 チャイコフスキーはHr5,Tp4,Tb3、ケレン味たっぷり重厚な表現は過去聴いた同曲の中ではNo1の激しさ(とは言え、中1の時の自由曲だった割には実演は10指に満たず…)。続くプロコはHr8,Tp5,Tb4、ブラスの爆裂度はなかなか(でも期待値よりやや低め)、その代わり10人並んだパーカッションが大迫力! 休憩後のショスタコはHr6,Tp5,Tb3、ここでもブラスの爆発度より期待値を上回ったのはパーカッションの激烈度、特に鐘4つ!をオルガン前バルコニーに配し、3人の奏者でド派手にぶっ叩いたクライマックスが壮観、あとその少し前、アングレのモノローグとバスクラの疾走も印象的。

 ラストの鐘の余韻が「カーン」とこだます中、「ブラボー」の掛け声と拍手が勃発、しましたが、周囲の白い目により一旦沈静化(笑)、完全に余韻が消え、タクトが降ろされてから、改めての大喝采でした。

 トリフォニーを出るとかなり激しい通り雨直後の気配、実はテニスの時間(夕方5-7時)に夕立があるのを懸念してたんですが、それより早めに来たようでラッキー、喜んでコートへ行けど、まだ間歇的に雨が残っているせいか、誰も現れず(涙)。

 でもコート脇で30分程本を読んでいたら約1名登場、たっぷりシングルスが出来ました、が久々のテニスだった(らしい)相手には拷問だったかも(笑)。

2014年7月25日金曜日

本格からメタへと繋がる幻想 - 奥泉光「ノヴァーリスの引用」

 最近阪神意外といい調子、ただ先日、3タテ出来るかと思ったのに、完全アウトのタイミングの盗塁をタッチが下手で阻止出来ず、流れを逸してしまった…。

 毎週実家に帰っているため今年のツールはBSでやってるダイジェスト「まいにちツール」を録画して楽しんでました、が先日の帰省時に留守録セットを失念、天王山のピレネーステージは例年通り深夜のweb観戦、でも最後の頼みの綱「振り向けばバルベルデ」もあっさり千切る、ニーバリの圧倒的パフォーマンスには脱帽、こんなに凄かったっけ?それとも相対的なもの?

 本日はちょっと前読んだ本から、「シューマンの指」の著者の出世作ともいえる、2つの文学賞をダブル受賞した作品。

ノヴァーリスの引用 奥泉光
 学友4人が久々に集まったのを機に、10年前に起きた不可解な後輩の死亡事故の謎解きがスタート、衒学趣味たっぷりに議論を交わすうち、本格ミステリーからメタミステリーへと変容する異色作、とは言え、ミステリー畑から見れば異色ですが、筆者本来の純文学畑から見れば普通かも。

 シューマンはまだしも、マーラー"復活"の登場にはびっくり。

2014年7月20日日曜日

インバル&都響の10番全曲

 曇り時々雨、今日も真夏日に届かず(涙)、5日後にこれを書いてるのですが、ボケ老人ゆえこの日の午前中何をしてたか思い出せません(涙)。

 午後はアマオケによるマーラー7番、の筈だったんですが明日実家の母の様子を見に行くことになり、そうすると購入済の明日のインバル&都響の10番を聴けなくなる、という悲劇。

 挽回策としてアマオケ7番は断念、心優しい知人にインバル10番のチケットを20日⇔21日で交換して貰って、インバル&都響のチクルスの掉尾を飾る演奏会に無事参戦となった次第。

7月20日(日) サントリーホール
 エリアフ・インバル&都響 マーラー Sym10番 <クック版全曲>
 クック版の旧版と改訂版との折衷版とのこと、弦は音域順、ブラスはHr5,Tp5,Tb4と多め、テンポはほぼ標準、例によって唸り声を上げて弦中心に独特のアクセントを付けつつも、丁寧な音作りで粘りはやや少なめ、第1楽章ではVlaが存在感、両端楽章で現れる全奏不協和音の迫力はまずまず、特にTpハイAの叫びは(たぶん)ここだけ短めの管に持ち替えて安定した吹きっぷり、第2楽章は変拍子の食いつき悪し、その後に恒例のインバル中座を挟み第3楽章以降は続けて演奏、改めて聴くとHrトップが結構な負担、でも見事にこなしてました。終楽章冒頭、黒布を掛けたバスドラムの凄みまずまず、Flソロも適度な痛切さ、ブラスの爆発度は期待より低めながら、終盤に弦が全力で主題を再現する部分は団員の一所懸命さも伝わってなかなかの訴求力、ラスト往生際悪く弦が再度強奏する部分では先日の9番クライマックスと同様、ボウイングを合わせず各自激しく弓を上下させる独特の表現、音が消えてからの黙祷は6-7秒と短め。

 前半いま一つの感はありましたが、終楽章がまずまずだったので「終わりよければ」って感じでした。

 この後一旦家に帰り、留守録を目一杯セットし、再び東京に出て夜行バスで実家石川へ。

2014年7月19日土曜日

スラットキン&国立リヨン管のオルガン

 早朝から雨が降ったり止んだり、気温も終日ほぼ20度台前半とこの時期にしては低め、早起きして東京に出て青山墓地近くでテニス、その時間帯だけ降らずラッキー、その後無線の入る表参道マックで時間を潰し、原宿界隈ラーメン屋を新規開拓してから池袋へ。

 聴いたのはスラットキン&国立リヨン管、先日このコンビで幻想を聴いてるんですが、最安席3000円なのでつい2度目の参戦、去年あたりから同じ楽団(時として同じ演目)がサントリーと芸劇で最安席料金が倍違うパターンが出てきています。

7月19日(土) 芸術劇場
 レナード・スラットキン&国立リヨン管 ラヴェル マ・メール・ロワ、Pf協、サン=サーンス Sym3番
 前半はラヴェルが2曲、マ・メール・ロワは最後1音の弦の残し方が印象的、続くPCのソリストは個性的な衣装の小菅優(でも実はチラシ通り?)、アンコールにショパンのエチュード?後半サン=サーンスはHr4,Tp3,Tb3、テンポかなり遅めで弦をベースにじっくり(ただ芸劇外野席では半分しか伝わらず)、第1楽章後半(実質第2楽章)弦の掛け合い部分のVlaが印象的、後半はオルガンの重低音がズシリ、ブラスは全体抑えめながらラスト1音はまずまずの吹きっぷり、アンコールはまずフォーレ"パヴァーヌ"、そしてオッフェンバック"天国と地獄"フィナーレ?(フレンチカンカンの音楽)を観客に手拍子を要求しつつ楽しく、でも芸劇位のハコの大きさだと微妙に時差が出て拍手が上手く合いません(笑)。

 茨城に戻ると、激しい夕立でしばし立ち往生しました。

2014年7月18日金曜日

シリーズ8作目はスリーピングマーダー - マイクル・コナリー「シティ・オブ・ボーンズ」

 昨日に続き30度に届かず、引越し先のキャンパス正門前では合歓の木のピンクの花の隣で、それよりやや色の濃いサスルベリが咲き始めています。

 夜は研究室引越し祝いの宴会があり、さっき終わったところ。

 本日も少し前に読んだ本から、ボッシュ・シリーズの第8作、このシリーズの版元は前半が扶桑社、後半が講談社なんですが、本作だけ何故かハヤカワです。

シティ・オブ・ボーンズ マイクル・コナリー
 犬が拾ってきた骨から発覚した20年前の犯罪にボッシュのチームが挑みます。典型的警察小説の展開で本筋にヒネリが足りない気はしますが、意外な場所でサプライズが待っています。

 明日はスラットキン&リヨン管、明後日はインバル&都響の10番、と久々の連投です!

2014年7月17日木曜日

シリーズ第7作、その実別シリーズの第2作 - マイクル・コナリー「夜より暗き闇」

 今日は今週に入って初めて30度に届かず(涙)、今年のセミは例年より1週間程早く鳴き始めましたが、ほぼセミニイニイゼミの声ばかり、アブラゼミすら余り聞こえません、と思っていた昨日、お昼休みにミンミンゼミの、そして夕方にはヒグラシの声も。

 因みに先週京都ではクマゼミがシュワンシュワン言ってました、コイツの声が1番夏っぽい。

 本日は少し前に読んだ本から、ボッシュ・シリーズの第7作にして、「わが心臓の痛み」の主人公マッケレイブの第2作にもなっており、しかも「ザ・ポエット」の主人公マカヴォイまで絡む豪華キャストです。

 講談社文庫版の装丁はプラド美術館のあの絵、これぞボッシュ!

夜より暗き闇 マイクル・コナリー
 マッケレイブが挑む猟奇殺人からは意外な容疑者が浮かび上がり、ボッシュは法廷でハリウッドっぽい殺人犯を追いつめます。ストーリーの軸はマッケレイブ側にあり、第3者から見るボッシュが描かれる点が面白いところ、2つの事件が交叉する妙味はなかなかです。

 実は本作の上巻を手に実家に帰った4月上旬、丁度父が亡くなって、そのドサクサで本を失くしてしまいました。その後いくら探しても見つからず、6月頃諦めて実家小松のブックオフの100円棚で買い直しました。すると案の定、マーフィーの法則?通り、あっさり元のが出てきました(笑)。

2014年7月15日火曜日

自作のリメイク? - ペイルライダー <'85>

 3位決定戦で、ドイツが強いんじゃなくて、セレソンが弱いってことを、思い知りました。

 決勝は、クライフが「ベスト4で唯一まともなチーム」と認めるドイツが勝って、よかったです。

 衝撃のニュース: コンタドール落車、骨折でリタイヤ
フルームに続いてコンタまで!ウィンブルドンとW杯で灰になった自分の支えは今やツールだけだったのに…。

 台風が過ぎて関東は一気に夏になり連日の真夏日、昨日帰宅した際、宿舎の玄関前に大きなカミキリムシがいました。

 あと先月引っ越してきた職場構内では身の丈2m以上はあるタカサゴユリ(雑草)が大きく白い花を咲かせています。

 本日も実家のBSでちょっと前に観た映画から、C.イーストウッド監督主演の西部劇、既視感漂う内容でした。

ペイルライダー <'85 米>
 鉱山主に立ち退きを迫られ嫌がらせを受ける山村に救世主として現れた牧師、実はガンマン、という正統派西部劇で最後の決闘は王道の醍醐味、「シェーン」など古典へのオマージュを散りばめつつ、内容的には自作「荒野のストレンジャー」<'72>のリメイク?って感じ、ジョーズ(リチャード・キール)が懐かしく、イーストウッドのロリコン趣味にはニヤリ。

2014年7月14日月曜日

2014 Masaオープンひまわり7月大会

 早朝W杯決勝、ドイツvsアルゼンチンを観戦(ゲッツェの美しいフィニッシュ!)してから、Masaオープンひまわり7月大会に参戦、本選1回戦格違いの相手に0-6,0-6で粉砕終了、本日のお小遣いは2100円。

 今日貰ったアドバイス:
ネットプレーを活かすため、そこまでのストロークのミスを少なく。

2014年7月10日木曜日

スラットキン&国立リヨン管の幻想

 大きなビルの6階だった研究室が引っ越した先は平屋で周りは草地、先日ふと窓の外を見ると何と茶色い野ウサギ!が草を食んでました。前のキャンパスでもキジの親子が平気で闊歩していて驚きましたが、さすが茨城は田舎です。

 月曜締切の原稿を3日遅れで提出し、台風近づく不穏な空気の中、川口に遠征してスラットキン&国立リヨン管を聴きました。

 このコンビは来週の芸劇公演も聴くので、同じ日のヤングヤマカズ&スイス・ロマンド"シェエラザード"にしたかったのですが、そっちを知ったのはこっちを入手した後で、挽回きかずそのまま出陣と相成りました。

 スラットキンと言えば(前にも書きましたが)かなり前、当時の手兵セントルイス響を率いて来日した際、メインの「巨人」よりもアンコールに奏されたバーバー「弦楽のためのアダージョ」の痛切な響きが印象に残っています。

 あと本日の国立リヨン管、ウィーンフィルやスカラフィルみたく、歌劇場の管弦楽団がコンサートをする時の名称であって先日の国立リヨン歌劇場管と同じメンバーだろう、と思っていたらさにあらず、何年も前に分離分割した別団体とのこと。

 ただHPによるとリヨン歌劇場管のメンバーは60名程しかいないので、今回の来日公演も含めリヨン管からサポートに行ってる気がする…。

7月10日(木) 川口リリア
 レナード・スラットキン&国立リヨン管 バーンスタイン "キャンディード"序曲、ラロ スペイン交響曲、ベルリオーズ 幻想Sym
 音合わせの仕方(後ろを向いて管楽セクションへ、右を向いて低弦へ、左を向いて高弦へ、と3段階)が歌劇場管と似てます。前半はHr4,Tp2,Tb3、最初のキャンディードは大人しめの演奏、続くラロ(実演は初めてかも)のソリストは五嶋龍、写真から少年かと思っていたらがっしり青年、アンコールはヴィルトゥオーゾ系の変奏曲をがっつり10分程、パガニーニかと思ったらヴィエニャフスキとのこと、いずれにせよヴァイオリニストっぽい曲。
 後半ベルリオーズではコルネット2本が加わってTp4、でも第2楽章は通常バージョン、スラットキンは基本穏当な表現ながら、第3楽章の細かい表情や終楽章前半のエッジの効いた表現など時折個性も、草笛は3階席右端、鐘は舞台裏、オケはコンミス率いる弦セクション、特に中低弦が雄弁ながら、ブラスは抑えめ、しっかり吹いたのは4楽章最後と終楽章中盤位でほんの一部、ラスト1音も抑えめで短め。アンコールはパパ・スラットキンによる"カルメン"ロデオ風編曲版、アメリカオケ?と思う程の楽しいノリでした。

 終演後は夜行バスで帰省の旅、少しだけ時間があり、滅多に降りない駅ゆえ、駅近くのラーメン屋(熊本とんこつ!)を探訪、してから新宿へ向かったところ、台風の影響で埼京線(湘南新宿ライン)が激しく遅延! 次善策として京浜東北線→山手線と遠回り、危うく乗り遅れるところでした。

2014年7月7日月曜日

80年代の青春 - セント・エルモス・ファイアー <'85>

 昨夜のウィンブルドン男子F、知らない間にエドバーグとベッカーの代理戦争になってます。

 第1セット見た感じフェデラーは往年に比べサーブに対する反応が(バックコートからの強打に対する反応も少々)衰えていて、まさかファイナルまで競るとは思いませんでした、さすがはレジェンド。

 それより、今のフェデラーがあの、コナーズを倒した時のA.アッシュより年上だなんて驚き、道具および肉体ケア技術の発達のお蔭か。

 驚きと言えばその前日、ファンハールのPK向け采配、さすがは名将!これで(スペイン以外は)ほぼ下馬評通りのベスト4、決勝の相手はにっくき宿敵アルゼンチンが第1希望、でしたが、今ならオランダを希望します。

 ウィンブルドンが終わったと思ったらツールが開幕、まだまだ寝る暇ありません。

 本日の実家のBSで観た映画から、以前観てる筈なんですが、全く内容を思い出せないので改めて視聴、後の日本のドラマに影響を与えた作品。

セント・エルモス・ファイアー <'85 米>
 大学の頃の仲間が社会に出てから出会う苦悩と挫折と愛を描く群像劇、80年代音楽をバックに当時の若手俳優のアンサンブルを楽しめます。別れた男の部屋から自分のLPを回収する際、スリラーとマーラーの9番、ってのがイイです。

2014年7月5日土曜日

カットバックの500日 - (500)日のサマー <'09>

 がーん、全仏同様ブシャールとのビジュアル対決を制して優勝、と思っていたシャラポワがその前に負けちゃっ(て応援に専念(笑)し)ただけでもショックなのに、ネイマールが骨折とは…(涙)。

 こうなったら、怪我でペレを途中で欠いたセレソン2度目の優勝の時(←勿論記憶には無し、自分が覚えてるのはペレ最後の年('70)以降)の再現を祈ります。

 ウィンブルドン(ジョコ)→W杯(因縁のドイツvsフランス)→ウィンブルドン(フェデラー)→W杯(漸く本気のカナリア軍団)とほぼ徹夜明けで東京に出てテニス、ずっと小雨だったせいか集まり悪く参加は2名、お蔭でシングルスが一杯出来ました。

 本日も帰省時に実家のBSで観た映画から。

(500)日のサマー <'09 米>
 ナイーブな青年が個性的な女性に振り回される500日間のラブストーリーをスタイリッシュな映像で、頻繁なカットバックはやり過ぎの感あれど、その度に日付と心象風景が入るのがやや救い、(ラストは蛇足と感じますが)結末の落とし所も自分好み、96分と短いところも素敵(ですがもう10分短く出来るかも)。まだブレイクする前?の"ヒット・ガール"クロエ・モレッツも登場!

 主人公を演じるジョセフ・ゴードン=レヴィット、どっかで見たことあるなー、とフィルモグラフィを調べても、いまいちピンと来ません、「リバー・ランズ・スルー・イット」か?

2014年7月1日火曜日

4人4色 - フォー・ルームス <'95>

 うう、W杯とウィンブルドンに集中していたら、気が付けば阪神Bクラス…。

 昨日のスポット帰省、石川にしてはよく晴れていて、自転車移動が快適、母の入っている施設の医師と面談、残念ながら"看取り"フェーズに入っているとのこと。

 夜行バスは新宿着、街には昨日来の雨の気配あれど、茨城に戻る高速バスに乗るうちみるみる晴れへ、行く先々晴れている感じで気分よし。

 研究室が引っ越しても昼休みは相変わらず1キロ離れた旧キャンパスへ行き壁打ち、新職場を出る時、玄関にはメタリックグリーンのカナブンが、旧構内に入ると今年最初のセミの声、そして紫フヨウ(ムクゲ)も咲き始め、どんどん夏になってます。

 実家はBSが入るため、留守録しておいて時々映画を視聴、本日もそんな1本。

フォー・ルームス <'95 米>
 大晦日のホテルを舞台にした4人の監督による4短編オムニバス、第1話の女性監督ならではのおっぱいサービス、第3話のカメラワ-ク、第4話(タランティーノ)の長回しが印象的、あら懐かしやジェニファー・ビールス、クレジットで初めて気付いたマリサ・トメイ、何故かクレジットの無かったブルース・ウィリスも、ただ個人的には狂言回しティム・ロスの演技が肌に合わず。