2014年12月7日日曜日

シリーズ第5作はワクワクする空中密室 - 森博嗣「魔剣天翔」

 夜行バスでスポット帰省、座席の連敗は継続中(涙)、こんな日に限って積雪20cm、裸足にサンダル、自転車で実家まで戻るのにもひと苦労、そして午前中は雪かきで手がマメだらけ。

 気温は終日0度から4度の間とかなりの低め安定、田舎の家ゆえ室内でも息が白くなる寒さ、5度くらいかも。

 本日はそんな帰省の際に読んだ秋の課題図書、漸くシリーズも半分の第5作に到達、主要キャラの役割分担も確立し、シリーズ後半へとつながる"秘宝"も登場します。

魔剣天翔 森博嗣
 いつものメンツが見に行った航空ショーで起きた殺人は何とコックピット内の完全な空中密室、この魅力的な謎と論理的な解答、そしてお遊び的な死体状況の謎も含めここまでのシリーズ最高の本格度、なのに、もう一つの殺人はやっつけ仕事的な内容で残念、と言うか意図的にミステリーとしての完成度を低くしている印象もあり、著者の企みは深過ぎて凡人には読めず、あと簡単とされている暗号すら解らず(涙)。
<< 以下ネタバレに付き未読の方は飛ばして下さい!! >>
 ヒューズによるダイイング・メッセージって、もしかしてクイーンへのオマージュ?

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