2015年1月22日木曜日

ペトレンコ&ロイヤル・リヴァプール・フィルの鮮やかショスタコーヴィチ

 ほぼ終日の雨、気温も最低2度弱、最高6度弱と低め安定、仕事を早退けして大宮へ遠征。

 して聴いたのは最近ショスタコの全集を完成させたペトレンコ&ロイヤル・リヴァプール・フィル、ただ折角のコンビと演目なのに、興味の無いソリストとの抱き合わせ公演しかなく、ソリスト加算なのか最安席でも10000円と不当な価格ゆえ、端っから諦めてましたが、大宮、しかも平日午後公演(←これも意味不明)という悪条件のチケットなら半値近くで入手出来ての参戦です。

1月22日(木) 大宮ソニックシティ
 ヴァシリー・ペトレンコ&ロイヤル・リヴァプール・フィル ラフマニノフ PC3番、ショスタコーヴィチ 祝典序曲、Sym10番
 最初の祝典はHr5,Tp4,Tb3、バンダは無し(涙)、ブラスはソフトな音色ながら迫力十分、ティンパニが(力を入れているように見えないのに)抜群のキレ、弦はソニック1階最後列では弱めに聴こえますが速いパッセージでは水際立った切れ味、ペトレンコは最後かなり加速してのフィニッシュ、過去同曲最高レベルの演奏でした。続くラフマニノフのソリストは辻井伸行、長身のペトレンコに手を引かれての入退場は大人と子供の背丈の違い、アンコールにまず「パガニーニの主題による狂詩曲」中間部、主題の逆順で作った有名で甘美なメロディを自前アレンジで、続いてもう1つ楽しめの曲(チャイコ"四季"からとのこと)。
 後半10番ではHrが増えて6本に、そのHrとTbが要所でいい鳴り、Fl、Ob両トップのソロに存在感、あとVlaがいい音色で低弦もしっかり、ペトレンコは3-4楽章を続けて演奏、リズムくっきりでオケの暖色系の音色に丁度いいアクセント、表現は余りいじらずストレート、そんな中で第2楽章前半弦の速いパッセージで通常やらない?ポルタメントを強調した点と、第3楽章ピッツィカートの大きな強弱が印象的、また(個人的に余り面白いと思ったことのない)終楽章が抜群のリズム感でスリリング、ティンパニはここでもキレキレ、ラストのDSCHの乱れ打ちがこんなにクリアに聴こえたのは初めて。アンコールはまずラフマニノフ"ヴォカリーズ"をテンポを揺らして情感たっぷりと、続いてハンガリー舞曲第1番をこれは疲れからかややシャープさに欠けた印象。

 吹奏楽やアマオケではよく採り上げられ馴染み深い"祝典"、よく考えると一流オケで聴いたのは初めてだったかも。

 初めて聴いたR.リヴァプールフィルは想像していたよりずーっといい音のするオケでした。火の鳥&ハルサイも聴いてみたい(けど無理、涙)…、次回は是非オケ単独を楽しめるラインナップを用意して欲しいものです。

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