2015年2月6日金曜日

人気シリーズ第1作はリーダビリティ抜群の危機管理小説 - 今野敏「隠蔽捜査」

 昨夜の雪は予報ほど降らず本日は快晴、最高10度超とややポカポカ、補講で横浜へ、帰り道に大分ラーメン。

 今夜のフジ2時間ドラマ枠、何と「黒猫の三角」(2014/11/28)ってのがあってビックリ! 映像化困難な部分はバッサリ切るんでしょう、ミステリーとしての魅力は半減しますが。あと練ちゃんのキャスティングが注目。

 あとテレ朝で「セカンド・ラブ」ってのも始まりますが、まさかあの乾くるみ「セカンド・ラブ」(2014/5/14)じゃあ、ないんでしょうねぇ。

 ミステリーのドラマ化と言えば、少し前連ドラ化されていた「隠蔽捜査」、ブルーレイに積録状態だったんですが、そのBD-REを活用する必要が生じ、ここ数ヶ月は100円棚を渉猟、漸く今年に入って並ぶようになって即読了したのがこれ。

 本作発表時点で著者は執筆暦20年を優に越すベテラン、なのに何故か吉川英治文学新人賞受賞を受賞しています(笑)。

隠蔽捜査 今野敏
 警察庁の事務畑のキャリアを主人公に、職場や家庭で起きる問題に理念を持って立ち向かう姿を描く人間ドラマ、リーダビリティの高さは抜群、ただ連続殺人事件は起きますがミステリー的興趣はほぼゼロ、でも終盤の部下とのやり取りは胸が熱くなりました。

 "変人"とされる主人公の考え方は自分に近いものがあり(「食事は燃料補給」とか)よく理解出来ます。

 で早速連ドラ版を視聴して動揺、本作の内容は最初の2話で終わってしまいました。wikiによると全11話の原作はシリーズ5作全体に亘るとのこと、先は長い・・・。

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