2015年2月22日日曜日

ヤングヤマカズ&日フィルの豪快2番

 遂に実現!メイウェザーvs.パッキャオ、夢の対決はGWとのこと、まあ、かなーり賞味期限切れでは、ありますが…。

 早起きして東京に出るも小雨で練習中止、無線の入るアキバのマックで時間を潰し、午後はヤングヤマカズ&日フィルのマーラー第2弾へ。

 ただ雨はすぐ上がり「練習出来たのに」と口惜しい思い。

 渋谷ブックオフで100円本3冊無料をGETしてオーチャードへ、何故か3階バルコニー(松や祭のバンダが入ったりする所)に立ち見客、こんなの初めて見たかも、各ブロックきっちり3人ずついるので無断立ち入りでは無さそう、あれが正規販売なら最安席だろうから、次から要チェックかも(内部情報が無いと無理か・・・)。

2月22日(日) オーチャードホール
 山田和樹&日フィル 武満徹 混声合唱のための「うた」、マーラー Sym2番
 前半の武満はアカペラの合唱曲が5つ、舞台に30人程の混声合唱(東京混声合唱団)が指揮者を囲み2列に、しかも珍しく?男女ほぼ交互に並んでます。休憩後のマーラー、オケ後方の雛壇に約200人の合唱が最初からスタンバイ、ブラスはHr6,Tp7,Tb4、1番の時はアク薄め、メリハリくっきり、緩徐部はそこそこの情感、という程度だった表現が、より激しくより劇的になり粘る部分も増量した感じ、特にパーカッションが強め、第1楽章後に音合わせ&ソリストが指揮者前に入場、して時間を稼ぐも1分ちょっとで5分には遠く及ばず、第2楽章終盤のテンポを遅めて情感豊かにやろうとしたのが印象的、ただこの箇所を含めリハ不足なのか、各所で意外なパートの強調(しかも説得力あり)など新しいサウンドがある反面、時にやや平板な部分もあり、加えて合わない部分や「曲知ってるの?」という入り間違いも散見、終楽章冒頭の爆発が静まる箇所でのHpの強調が鮮やか、その後1度目のディエスイレ主題では情感たっぷりTbソロの後に音小さく平板なTpソロがアンバランス、2度目のディエスイレ主題ではブラスのffコラールが壮麗、その直後に合唱が起立する珍しい趣向、続く打楽器のクレッシェンドは30秒弱とシュテンツ&N響(50秒!)、メルクル&国立音大(30秒超)に次ぐ長さ、電子オルガン使用の終盤、バンダのHr4本が本隊後方に(計Hr10)、Tp4本が舞台右脇に(計Tp11!)加わって大迫力、合唱も迫力、Tpトップはアシとマメに交替することで最後までハイトーン系ばっちり、オーチャード外野席を考慮すれば同曲史上最高クラスの迫力でした。

 ツィクルス2曲目でやっと(ヤング)ヤマカズのマーラーが少し見えてきました。ただ大曲ゆえもっと全曲通じて意図が徹底すればかなり説得力のある素晴らしい演奏になったのでは。

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