2015年7月30日木曜日

変化球で工夫のガリレオ第4短編集 - 東野圭吾「虚像の道化師」

 コツコツ台車でのお引越し、1週間以上掛かってようやく終了、都合30数回往復したんですが、本だけで段ボール30箱以上あり、しかもそのうち丸々2箱が"ダブり買い"(うっかり同じ本を買ってしまったケース)だったのには萎えました。

 旧居のベランダを掃除していると、20cm超のでっかいナナフシが! 8階までどうやって?

 本日も余裕で真夏日、4階の新居は閉め切っていると深夜でも35度になりそう、いい感じです。

 今日は先日の帰省時に読んだ本から、「麒麟の翼」に次いで東野繋がりで手に取ったもの、ガレリオ・シリーズとしては「ガリレオの苦悩」に続く(文庫では)最新短編集です。

 文庫化に際して単行本のほぼ2冊分を収録したそう、ですがそれでもスカスカ活字で通常の厚さ、じゃ単行本ってどんだけ内容薄いねん!

 因みに収録されなかった1編は後に長編化して「禁断の魔術」になったそう。

虚像の道化師 東野圭吾
 ガリレオ物が7編、同パターンにならないよう、人情物、倒叙物など工夫が見られます。人情話多めの中、科学的トリックより通常トリックの比重の高かった「演技る」が個人的ベストか。

2015年7月26日日曜日

石川オープン 2015

 夜行バスは快晴の金沢駅着、そのまま路線バスで試合会場に行き石川OPへ、予選1回戦大学生の球速く殆ど触れず、辛うじて風上サーブのみキープして2-8で終了。

 今日貰ったアドバイス:
・1stサーブの確率をもっと高く。
・ストロークをもっと深く。

2015年7月25日土曜日

加賀下町もの初長編は人間ドラマ重視 - 東野圭吾「麒麟の翼」

 昨夜のアルプス決戦第3戦、キンタナが今回初めてフルームをちぎり、改めて可能性があるのは彼だけであることを証明、ただ今載ってる夜行バス、無線LANの調子悪く、ラルプ・デュエズ最終決戦の様子が見られません(涙)。

 昨日セミナーで訪れた前のキャンパス、正門脇のサルスベリがやっと開花、セミナー後は仕事をサボって台車による引越し作業の続き、をしようとしたら突如激しい豪雨、小1時間で40ミリ超、上がってからでは2-3往復しか出来ず(涙)。

 最高34度台といい陽気ながら惜しくも猛暑日には届かず、台車による引越し遅々として進まず、午後行く予定だったフェスタサマーミューザ、飯森&東響のマーラー1番を泣く泣く諦めて、朝から晩まで終日ガラガラ。

 それでも予定まで終わらないうち、明日は故郷で試合のため現在石川へ向かう夜行バスの車中、負けたら即帰らねば。

 本日はこの帰省のちょっと前に読んだもの、「新参者」に続いて日本橋勤務の加賀刑事、その職場での初長編。

麒麟の翼 東野圭吾
 瀕死の被害者が日本橋の麒麟像を目指したのは何故か、という謎に加賀が挑み、その背後の構図を明らかに。短編ネタを筆力で長編化した感もあり、人間ドラマが軸でミステリー度はかなり低め、「赤い指」「新参者」と繋がる内容ゆえ、それらを読んでないと感興は薄れるかも。

2015年7月23日木曜日

久々の競演はシリアルキラーと斜陽の新聞業界 - マイクル・コナリー「スケアクロウ」

 昨夜はツールのアルプス決戦第1戦をweb観戦、ヴァンガーデレンのリタイヤ、コンタの下りでの落車など衝撃の多い展開。

 今日は研究室の引っ越し、ほぼ1年で前のキャンパスに復帰、ただ自宅の引っ越しも今月中、同じ町内なので台車でコツコツ引越し開始。

 リヤカー引っ越しは2-3度経験あれど、台車は初めて、5往復で力尽きました、新居がエレベーター無しの4階、狭い階段を荷物を持って上るのがシンドい。

 夏のコナリーミニ祭り、3冊目は「ザ・ポエット」の主人公、ジャック・マカヴォイとレイチェル・ウォリング、12年振りの競演です!

スケアクロウ マイクル・コナリー
 何と新聞社でクビを言い渡されたマカヴォイ、最後に携わった一見単純な事件が不気味なシリアルキラーへと繋がり、再びレイチェルと共に犯人に挑むサスペンス、展開が「ザ・ポエット」と似ている上、犯人の凄みはやや落ちるため、ミステリーとしてのインパクトもやや落ちる印象、ただ斜陽の新聞業界に関する元新聞記者としての著者の主張が詰まってる点が本作のキモか。

2015年7月20日月曜日

梅雨明け海の日に7番オケによる1番

 漸くの梅雨明け宣言、昨日より暑く感じたけど最高32度台だからそうでもないみたい、ただ宿舎の自室の温度が今年初めて30度に到達!したのでそのせいかも。

 折角のテニス日和なのに練習場所無く、朝ゆっくりしてから東京に出て午後はアマオケのマーラー1番、初めて聴くオケで、結成以来7番に拘ってきた団体とのこと(過去にはチャイコ7番!も)。

 第7回の記念演奏会にベートーヴェンの7番を再演するとともに、初のマーラーに挑む(でも7番ではない)とのこと、パンフに挟まれた乗り番表がイラスト満載で楽しいです。

7月20日(月・祝) ティアラこうとう
 河上隆介&Seven★Star Orchestra ベートーヴェン Sym7番、マーラー Sym1番
女性陣は色とりどりのパーティードレス、前半は苦手ベートーヴェン、木管トップよく、弦の響きよし、3-4楽章を続けて演奏。後半お目当てマーラーはHr8,Tp5,Tb4、Hrは全体で鳴りよし、遅い部分はより遅く、の傾向のある河上氏の棒の下、安定した演奏、終楽章クライマックスのHrは指示より遅れて2クール目で補助の5番Tpと一緒に起立(1stTbアシも補助パート吹いてましたが起立せず)、ところがその後にTpが、最後にTbとチューバが起立、と初めて見る演出、コーダでは激しくテンポをオンオフし、ラスト2音は指揮者がジャンプしてかなり長め。マイクでの口上の後、アンコールは無し。

 個人的注目終楽章ミュート早業着脱ファンファーレはTbはアシと、Tpは2nd以下と分業するスタイルでした。

2015年7月19日日曜日

小泉&都響、本気の名曲プロ

 東京に出て午前テニス、午後コンサートと典型的休日、さすがにもう梅雨明けか、最高34度台と今季最高いい感じの焼け付く暑さ。

 練習を早めに抜けてサントリーへ、聴いたのは都響による所謂名曲プロ、特に興味ある内容ではなかったんですが、S席ペア招待チケットが回ってきたため、珍しくクラシック初心者を誘える、と喜び勇んでの参戦、でも連れにあっさり直前でフラれてシングル参加、空しい…。

7月19日(日) サントリーホール
 小泉和裕&都響 マイスタージンガー、弦セレ、軽騎兵、中央アジア、スペイン奇想曲
 上記事情によりすっかり気落ちしての臨戦、名曲プロだから契約団員主体かも、と思っていたらさにあらず、矢部&四方のツートップが揃い、ブラスもよく見る顔ばかり、普段の定期でもこんなに揃ってること少ないかも、とビックリ! 最初のワーグナーはHr4,Tp3,Tb3、この曲に相応しい音の洪水を満喫し、続くチャイコフスキーもむせ返るような弦の厚みと表現の幅、同曲実演ではベストだったかも(ま、回数は少ないけど)。後半はTpが減って2本に、スッペはつまらない曲と思ってましたが初めて?プロで聴くとブラスの豪快さと弦の聴かせ所などそれなりの良さを感じ、続くボロディンは労多くして実り少ない感のある曲、Hrソロが見事、締めはR=コルサコフ、ブラスの鳴りはぼちぼち程度ながら、ラストのテンポアップの畳み掛けが印象的。マイクによる口上の後、アンコールは"エフゲニー・オネーギン"ポロネーズを弦が腰を浮かせたり、指揮者が客席を向いたりとノリノリで。

 所謂名曲寄せ集めプロ、を本気でやる姿勢に感服しました。

 明日はアマオケのマーラー、1番です!

2015年7月18日土曜日

ポリャンスキー&旧文化省オケの個性的チャイコフスキー4、5、6番

 曇りがちながら連日の真夏日、東京に出て午前テニス、午後はポリャンスキー&ロシア国立響、と言ってもあのスヴェトラーノフのゴスオケではなくて、ロジェストヴェンスキーの率いていた文化省オケの現在形、紛らわしいネーミング(邦訳、わざと?)はやめて欲しいものです。

 プログラムは何とチャイコ4,5,6番の一挙演奏、この3曲を一気に聴くのは初めての体験、指揮するポリャンスキーも未知の指揮者です。

7月18日(土) 芸術劇場
 ポリャンスキー&ロシア国立響 チャイコフスキー Sym4番、5番、6番
 最初の2曲はHr4,Tp2,Tb3、6番のみHr5,Tp4,Tb3、オケは全体的にまずまずのレベル、弦ではVnがいい鳴り、最初の4番はTpがいきなりいい吹きっぷり、ポリャンスキーは表情が時に個性的で、テンポ設定は更に個性的、2楽章はゆっくりで表情豊か、3楽章は速め、終楽章はテンポのオンオフ激しめ、ただブラスの爆発度低め、ラストの追い込みも無し。
 続く5番は全体にブラスやや抑えめ、何故か第1楽章中盤と終楽章コーダでピッコロTp使用(先日の旧モスクワ放響と同様、やや謎)、テンポは遅く、特に第1楽章第2主題(第3主題?)の遅さは強烈、第2楽章Hrソロは見事、続くワルツは寝ちゃいました、済みません、終楽章も遅め、コーダの爆発度も低め。
 最後の6番はブラスが本日で1番の吹きっぷり、特に第1楽章中盤クライマックスTbの下降音型が豪快、テンポはやはり全体に遅め、第3楽章は期待程激しくなく、棒を降ろさず終楽章へ、ここは普通のテンポ、と思ったら後半突然倍速に!まさに未曾有のテンポ(笑)、コーダでのTbコラール時は棒を振っていなかった感じ、その後低弦の刻みを明確にしつつラスト1音が消えた後の黙祷は10秒程度、しかもその後拍手には応えず、すぐ舞台袖へ退席、この曲に対する何らかの思い入れか、その後戻ってきて応えてました。

 終演後外は雨、池袋駅の山手線ホームから見上げると、パルコの上に見事な2重の虹、内側の虹と外側の虹では色の順番が逆なのを改めて認識。

2015年7月17日金曜日

尾高&東フィルのゆったり9番

 夜行バスのWiFi調子よく、昨夜はピレネー最難関ステージを車中でweb観戦、付近住民らしいホアキンの雄叫びに熱くなり、コンタ、ニーバリ、バルベルデ、キンタナ、そしてフルームと代わる代わるのアタック合戦も見応えありました。

 高速バスを乗り継ぎ定時に職場へ、昼までの雨が上がった午後、太陽が顔を出し気温も30度超え。

 今年は開花が遅れてる感のある構内の百日紅、いつの間にか紅い花を付けてます。一方正門脇にある並木のサルスベリはまだ花を付ける気配無し。

 夜は東京に出て尾高&東フィルの9番、今季の東フィルは最安席5500円と正気の沙汰とは思えぬ価格設定ゆえ聴く予定は無かったんですが、直前に安価入手しての参戦。

7月17日(金) サントリーホール
 尾高忠明&東フィル マーラー Sym9番
Hr5,Tp3,Tb3、弦は標準配置、テンポは全体的にゆったり、各動機を粘らず丁寧に表現する音作り、やや厚み不足の感ある弦セクションの中、2ndVnが頑張り、コンマス、Vlaトップ、Vcトップのソロはさすが、HrトップとTpトップも吹きっぷりよし、第2楽章後に音合わせ、第3楽章までは遅いテンポの割には淡々、との印象でしたが終楽章冒頭いきなり1音1音を激しく気張って弾かせ、そのまま前半は頑張って弾く(でも表情は濃厚って程でもない)、とやや温度上昇、後半クライマックスからからコーダに掛けてはまた淡々と行くかと見せて最後にスローダウン、とは言えラスト1音は余り引っ張らず、音が消えた後の黙祷も10秒前後と短め。

 明日はポリャンスキー&旧文化省オケのチャイコ3大Sym一挙演奏です!

2015年7月15日水曜日

シリーズ第2作は○○競演! - マイクル・コナリー「真鍮の評決」

 昨夜のピレネー初戦を今ツール初のweb観戦、コンタの失速に衝撃を受け、ポルトを筆頭にチームスカイ磐石のアシスト陣に感服、今後流れは変わることはあるのか?

 風強めながら今日も晴れて最高33.9度と高値更新! 夜は夜行バスでスポット帰省、明日は終日自転車で活動するだけに台風の影響がちと心配。

 本日もM.コナリー作品から、「リンカーン弁護士」ハラーを主人公としたシリーズ第2作、何ともうボッシュが登場します!

真鍮の評決 マイクル・コナリー
 前作の事件の影響で休業していたハラー、復帰戦として降りかかってきたのは盟友の死およびマスコミ注目の殺人事件の弁護、ボッシュと協力?して複雑に絡んだ謎を解きほぐします。やや強引ながら結末の意外性もなかなか。また終段明かされる(事件とは関係の無い)真実は著者作品を続けて読んでいる人には周知なのでは。

2015年7月13日月曜日

新キャラクター登場 - マイクル・コナリー「リンカーン弁護士」

 先週スタートしたドラマの中では「探偵の探偵」の内容濃く、原作がしっかりしてるの?と調べたら、何と「催眠」「千里眼」の、と言うより、あのフジ深夜の名(迷?)番組「A女E女」の怪しい催眠術師、松岡圭祐の近作とのこと、納得。

 "こすったら消せるボールペン"が出た当初、職場の冷蔵庫を使って(遊びで)よくやっていた"復活"作業、ドラマ中の探偵もやっていて笑いました。

 一昨年から昨年に掛けて沢山読んだM.コナリー作品、少し溜まったので久々にまとめて読むことにしました。まずは新しい主人公が登場する本作から。

リンカーン弁護士 マイクル・コナリー
 主人公は事務所を構えず車の中で仕事をする弁護士、担当したのは一見単純な暴行事件、その背後に潜む闇に直面し苦悩しつつも立ち向かてゆく法廷ミステリー、前半出てきた関係無さそうな事案が全て終盤に収束してゆく構成はなかなか見事、ややハウダニット的興趣もあり。

2015 Masaオープン7月大会

 4日連続しての晴れ、真夏日は3日連続、最高気温も33.4度と最高値更新、これって梅雨明けでは?と希望的観測。

 ウィンブルドン男子決勝を観てイメージトレーニングばっちり、と朝は葛飾柴又に行きMasaOP6月大会に参戦、1回戦は左利きの若者、前に4、5戦連続して(苦手な)左利きに当たって閉口したことがありましたが、この半年では久々かも、風そこそこ強く、各セットで風下サーブをブレークされ3-6,2-6と敗退、午後には職場復帰、本日のお小遣いは2100円。

 今日貰ったアドバイス:
バックのスライスを活かすとよいが、より浮かないよう技術を磨くべし。

2015年7月12日日曜日

真夏日に個性的展覧会 - 御法川雄矢&FAF管弦楽団

 今日も、と言うか昨日をも上回る最高32.7度と連日のテニス日和、なれど練習場所無く午前は教え子の応援、午後はアマオケ。

 川崎で聴いたのは7-8年前になかなかのマーラー9番を聞かせてくれたオケ、今日のメインは展覧会です。

7月12日(日) ミューザ川崎
 御法川雄矢&FAF管弦楽団 ワーグナー ローエングリン第1幕前奏、R.シュトラウス Ob協奏曲、ムソルグスキー 展覧会の絵
 対向配置で弦バスは左、最初のワーグナーはHr4,Tp3,Tb3、コンマスが激ウマ、続くR.シュトラウスでのソリストはN響の池田昭子、Vlaトップに存在感、後半ムソルグスキーもHr4,Tp3,Tb3、冒頭プロムナードではTpソロ(女性でなかなか上手)およびブラス全体はソフトでレガート気味に、一方弦はアクセント気味に歯切れよく、続く小人では激しいテンポのオンオフ、古城のSaxソロ(専業、バリウマ)ラスト2音をグリッサンドで繋げ、ゴールデンベルクは控えめなのにシュミイレ(ピッコロ使用)は派手め、と御法川氏の解釈は過去聴いた誰よりも個性的、ビドロのソロは(中型楽器に持ち替えたとはいえ)そのままチューバ!Tbトップがいい吹きっぷりでカタコンブやババ・ヤーガは豪快、パウゼを多用し時にはチェリ&ミュンヘンフィルよりも遅くなったキエフの大門も弦管含めてかなりの迫力。アンコールはローエングリン第3幕でしょ、と思ったら意外にも亡き王女のためのパヴァーヌ!展覧会ではやや不安だったHrトップがソロを見事にこなし、Obトップが情感たっぷりの吹き回し。

2015年7月11日土曜日

ハーディング&新日の2番

 今日も晴れて最高32.1度と今季最高!のテニス日和、ってことで東京に出て午前練習、午後コンサート、と久々に典型的休日。

 コートで飲んだ分だけ汗をかく感覚がやっと夏、って感じで素晴らしい。

 午後はハーディング&新日のマーラー2番、彼のマーラーは新日を振る時はあっさりめなので物足りないのですが、"復活"となるとやはり聴きたくなります。

7月11日(土) すみだトリフォニー
 ダニエル・ハーディング&新日フィル マーラー Sym2番
低弦が左にくる対向配置でHr6,Tp6,Tb4、合唱約160人?は舞台奥雛壇に最初からスタンバイ、座ったまま歌い出し、"Bereite dich"と"O Schmerz"の間で立つ趣向、弦に厚みとキレがあり、Obソロはさすが、Hrソロ、TbソロもGOOD、Hrは全体でもいい鳴りながらブラス全体ではやや大人しめ、第1楽章後にソリスト2名が合唱の最前列中央に入るなどして稼ぐも2分程度、第2楽章やや速めながらまずまずの情感、遅めだった第3楽章、聴き慣れた曲なのに認識してなかったパッセージが聴こえたバランスに驚き、終楽章バンダは上下に分かれ、荒野の呼び声は3階席左側外の通路?Tpは舞台裏左(か2階席左バルコニー裏?)、時によりHrと同じ3階左、特に終楽章中盤、難しいソロTpが下方、その合いの手は上方、と分かれる新趣向、パウゼが長めな点以外は余り粘らずあっさり系のハーディングの棒の下、それでもバンダのHr4,Tp4が本隊に加わった最後はまずまずの迫力でした。

 帰り道、今年最初のヒグラシの声、ミンミンゼミ(2015/7/8)と同じく、例年より早い印象。

 明日はアマオケで展覧会、かシベ5の予定。

2015年7月10日金曜日

アクセルロッド&N響によるシンフォニック・ジャズ

 あーあ、決勝まで怪獣と当たんないドローだったら良かったのに。

 セリーナがシャラポワを評して曰く「彼女が私のベストを引き出し、私が彼女のベストを…」
いやいや、あなたがベストを、と言うか、その9割でも出したら、誰も勝てませんからっ!

 実に10日振りの晴れ、気温も30度に迫る勢い、陽光がじりじり肌を刺す感覚は今年2度目位、とにかく9日連続の日照無し&降雨は日記をつけ始めてこの10年で初めての経験かも(要調査)。

 夜は知人の奢りでN響、芸劇でN響を聴くのは初めてかも、しかも招待席なので1階席です。

7月10日(金) 芸術劇場
 ジョン・アクセルロッド&N響 バーンスタイン プレリュード、フーガとリフ、ディヴェルティメント、ファンシー・フリー、ガーシュイン パリのアメリカ人など
 須川展也率いるトルヴェール・クヮルテットや大島文子(Cl)とのジョイント、バーンスタイン"プレリュード、フーガとリフ"に始まりデューク・エリントン"ハーレム組曲"、再びバーンスタイン"ディヴェルティメント"(ここで休憩)"ファンシー・フリー"と続いてパリのアメリカ人で締め、アンコールにキャンディードと盛り沢山、初めて見るアクセルロッドは棒を使わず踊るような指揮、ブラスなどもっとハジケてもいい気はしましたが、まずまずシンフォニックな響きを堪能、パリのアメリカ人でのいい感じのTpミュートと畳み掛けるクライマックスが印象的でした。

 明日はハーディング&新日"復活"です!

2015年7月7日火曜日

プレトニョフ&ロシア・ナショナル管のラフマニノフ2番

 さすがテレ東、昨夜から久々に格闘技のレギュラー番組スタート! と思ったらTUFの日本版か…、ま、でも無いよりはマシ。

 七夕、くらい晴れるかと思ったら曇り、と言うか時々小雨、これで7日間連続の雨模様、気温も3日連続して夏日に届かず(涙)。

 夜は東京に出てプレトニョフ&ロシア・ナショナル管へ、茨城と違って東京は降ってない感じです。

 このコンビは近年この時期よく来日してくれますのでショスタコ5番チャイコ6番白鳥の湖チャイコ4番と聴いてますが、だんだん当初のシャープさが失われてきている印象を持ってます。

7月7日(火) 文京シビックホール
 ミハイル・プレトニョフ&ロシア・ナショナル管 グリンカ ルスランとリュドミラ、チャイコフスキー PC1番、ラフマニノフ Sym2番
 これまで通り低弦が左にくる対向配置でパーカッションが右脇、前半はHr4,Tp2,Tb3、ややおぼつかない足取りで入場したプレトニョフ、でも最初のルスランは颯爽テンポ、ただブラスはぼちぼち(←これも最近の傾向通り)、続くチャイコPC(第2楽章冒頭Flソロが音符を変えていた気が・・・)、遠めに見てまだ子供のソリスト牛田智大は同じフレーズでもプレトニョフ&オケより粘り気味の表現、アンコールにはチャイコのしみじみ系を情感たっぷりと。
 後半ラフマニノフはTpが増えて3本に、第1楽章遅ーいテンポでスタートし、途中からやや遅め程度へ、その後も緩徐部では大きくテンポを動かして独特の歌い回しや独特の間などアク強めの表現、以前より縦の不揃い気にせず、より巨匠風になった感じ、オケではHrトップ(東洋人っぽい風貌ながらメンバー表ではフツーのロシア名でした)、Clトップ、アングレなども見事、弦は同じ席位置で聴いたサンクトペテルブルクフィルに比べると厚みに欠ける印象ながら、ブラスは要所でまずまずの鳴り、何より髭のTpトップが時にバランスを破壊する(これぞロシア!)朗々たる吹きっぷりで彼のみロシアンブラス度80%、アンコールはハチャトゥリャン"仮面舞踏会"ワルツをこれまで聴いたことの無い程ケレン味たっぷりに、これが本日の個人的白眉!

 初来日の頃はロシアっぽくない響き(意図して?)のオケでしたが、だんだん演奏の精度が落ちてきた印象がある反面、以前は希薄だったロシア臭さが出てきていい感じに熟成されてきたのかも。

2015年7月2日木曜日

魅惑のハイキック - 舞台 「Blood-C The LAST MIND」

 試合を途中棄権し、ダッシュで向かったのは三軒茶屋、例によって奇特な方からの頂き物、最近すイガールズになった主演の宮原華音さん(空手のジュニアチャンピオンにして史上最年少三愛水着イメージガール!)を生で見られると知り参戦決定。

 新玉線、じゃなくて田園都市線の改札を出て世田谷線方面へダッシュ、それからパブリックシアターへダッシュ、しようとして、どこからどのビルを上ればいいか分からず一瞬迷いました。

 「初めて来る会場だからちょっと位迷っても仕方が無いか」と思ってましたが、念のため日記を検索すると、何と以前に(少なくとも)1度来てます! さすがボケ老人…。

7月2日(木) 世田谷パブリックシアター
 舞台 「Blood-C The LAST MIND」
アニメが原作?の伝奇アドベンチャー、ゾンビの如き魍魎が跋扈する世界で、人間のためそのゾンビ退治を使命とする少女の活躍と苦悩を描く休憩込み2時間20分超、TV版と劇場版とのブリッジストーリーとの由、ただ予備知識なくとも楽しめます。前半がややテンポ悪く感じましたが、空手仕込みの宮原華音さん(メイクがキツくて地顔はよく分からず)の殺陣が随所で見所、ただ天井桟敷っぽい3階席からの観覧ではそのキレよいハイキックの魅力はすごーく減殺されてしまった(笑)のが残念、またそこからの俯瞰だと前後に移動する装置と背景に投影する映像を使った演出も(裏側が見えて)効果半減の感あり、あと三味線を効果的に使った音楽がGOODでした。

2015 茨城オープン 2日目

 連日の梅雨空、小雨が降ったりやんだり、一昨日は聞き違いかとも思ったセミの声、今日は至る所からジージーと降ってきます。

 近所で開催の茨城OP2回戦、2ラウンド目だったんですが、1ラウンド目の試合が2度雨で中断&待機があり、自分の試合が始まったのが午後3時半過ぎ、シード選手に軽く0-4とされたところでまた雨中断、5時まで待機と言われ、それだと夜の観劇に間に合わなくなる公算大、例によって奇特な方からの頂き物、だけにキャンセル出来ないため、泣く泣く途中棄権。

 対戦相手に申し訳なくてアドバイスは訊けずじまい、本日のお小遣いは3700円。