2015年8月24日月曜日

やや小粒、ながらスパイスはきっちり - マーガレット・ミラー「悪意の糸」

 昨夜の世界選手権男子100m、勝敗の見えないボルトのレースは実質初めて、堪能しました。

 その後ネットの繋がる場所に行き、2日目にしてもう山頂ゴール(しかも今年も豪華メンバー!)のブエルタをweb観戦、アタック合戦を満喫すれど今朝知ったニーバリの失格にはショック、ただ船頭の多過ぎたアスタナとしては却って戦い易くなったかも。

 その後深夜はジョコvs.フェデラー、フェデラーのマッケンロー張りのライジングリターンダッシュには笑いました。

 今日も最高26度台、寒い。

 本日の読書はこれ、M.ミラーの未訳作が読めるだけで幸せ、有名な2作「鉄の門」「狙った獣」の間に書かれた作品とのこと、でも邦題はもうちょっとミラーっぽくキレのあるものにして欲しかったかも。

悪意の糸 マーガレット・ミラー
 主人公の女医の元に望まぬ妊娠をした女性が相談に訪れ、その彼女の失踪からやがて殺人へと発展するサスペンス、訳のせいかミラーにしてはすいすい読め、それなりにヒネリもあり楽しめました。ただ代表作と比べると小粒感は否めないかも。

 気になった一文:
「キャップを二度取られて、自分が人を信じることで相手を信じるに足る人物にさせることはできないという事実にようやく気がついた。」

 自分は未だに信じたいと思っているので自転車も家の玄関も余りカギをかけません。

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