2015年10月5日月曜日

李心草&中国国家響の豊麗R.シュトラウス

 うげぇ、1位2位は難しいとは思っていたけど、まさかAクラスにも入れないとは…、ひと月前は思いもよらず。

 昨夜から冷え込み、本日の最高も20度割れ、ただ自分の中では季節はまだ夏、よって未だに半袖半ズボン、でも今季初めて上着を2枚着用。

 その寒さゆえか、職場ビル通用口前に息絶えたウグイスが(メジロかも、「うぐいす色してるのはウグイスではなくてメジロ」ってどこかに書いてあったので)、構内の紫ムクゲも花が二、三と元気無し。

 夜はアジアオーケストラウィーク初日、中国国家交響楽団の英雄の生涯です。パンフを見ると何と首席指揮者がプラッソン!ってことは中国のトップオケか、ただ本日のタクトは首席常任指揮の李心草(リ・シンサオ)。

10月5日(月) オペラシティ
 リ・シンサオ&中国国家交響楽団 シャ・グアン 交響組曲「覇王別姫」、ヘ・チャンハオ/チェン・ガン Vn協奏曲「梁山泊と祝英台」、R.シュトラウス 英雄の生涯
 オケは対向配置で弦バスは最後列にズラリ、管はウィーンフィルの如くTpとTb、FgとClが左右逆並び、Hrは右奥で3階Rからは全く見えず(涙)、前半はお国物、最初は15分程の交響詩、3管の大編成に加え指揮台の周りにソリスト4名(琴っぽい楽器、尺八風の縦笛、胡弓っぽい楽器(←オケの女性弦バス奏者!)、京劇の歌手)を配し、起伏のある映画音楽的な内容、ブラスが豪快な鳴りでした。続く30分程のVn協も標題音楽で内容は交響詩、ここでもブラスは鳴りよし、ソリストは立ち姿のカッコいい呂思清(リュ・スーチン)、アンコールにチャルダーシュを猛スピードで。
 後半お目当てR.シュトラウス、専業のユーホとTb3本は見えましたがTpは半分しか見えず(4本?)Hrの本数は不明、リ・シンサオはきびきびした指揮っぷり、冒頭から弦管共に分厚く、むせ返る様なサウンド、冒頭の序奏だけでお腹一杯になる演奏は久々、Vnソロは男性的、Hrソロ(乗り出して見た連れによると女性)が見事、木管陣もなかなか、戦いの部分での盛り上がりもTpを筆頭にブラス豪快、引退後の場面でも分厚いサウンド、細かい部分を合わせたり、弱音を精妙にやったりする面は少なめ、やや粗削り感あれどとにかく豊麗、アンコールはピッツィカートポルカ風の曲を縦の線より響きの豊かさ重視で。

 ブラスの満足度では同曲過去最高クラスでした!

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