2018年3月14日水曜日

ズヴェーデン&NYPの剛直マーラー5番

 予報通り最高23度台と春の陽気、その分花粉症の症状も高め。

 今年の上半期はBBC響、NYP、IPO、hr響と4オケによるマーラー5番対決、ただNYPだけは最安席入手ならず(涙)、ズヴェーデンなんて知名度低そうなのに何故?

 とすっかり諦めていたのに、ネット掲示板で当日入手(偶然知人だったのが吉!)しての急遽参戦!

 NYPは10年振り位、確か前回もマーラー5番でマゼール、と思ったら大間違いのボケ老人、マーラー5番の数年後にやはりマゼールでショスタコ5番火の鳥を聴いてます。

 前半五嶋龍とのメンコンは個人的に興味無く知人に譲ったため、後半マーラーのみの参加。

3月14日(水) サントリーホール
 ヤープ・ヴァン・ズヴェーデン&NYP マーラー Sym5番
弦は音域順、Hr7,Tp4,Tb3、名物奏者(Hrのマイヤーズ、Tpのスミス、Tbのアレッシ)のうち、アレッシ以外の2人が不在(引退?)でがっくり、でも3番Hrが可愛い、ところが(期待してなかった)Tp,Hr両ソロとも素晴らしく、Tpは朗々、Hrソロは色気あるヴィブラートで最高(特に終楽章のオブリガートの優美さは過去最高レベル!)、木管もさすが、弦はやや細め、初めて見るズヴェーデンはゴツゴツした棒でゆっくり重厚な音作り、基本は対位法より旋律を歌うことを重視し、弱音へのこだわりは無し、ブラスを(バランスが壊れても)しっかり鳴らし、第4楽章では少しテンポ動かして叙情性も、Hrのベルアップが楽譜と違うなど個性的な部分も、終楽章ラストの爆発度はまずまず。アンコールはローエングリン第3幕前奏、Tb,Hr吹きっぷりよく満足。

 マーラー5番対決第2ラウンド、先日「BBC響がNo1」と言っていた知人は「甲乙付け難い」との評価、個人的にはブラスをより鳴らしたNYPの方が好みです。

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