2006年1月21日土曜日

劇場型「復活」 - セゲルスタム&読響のマーラー2番

 予報通り、起きたら一面の銀世界。これでテニスはキャンセル。これからセゲルスタムのマーラーを聴きに行きますが、交通機関が心配なので、早めに記事を作っておきます。

 無事戻りました。降り続く雪にもめげず、つくばエクスプレスは順調に運行してました。演奏は凄かったです。

1月21日(土) サントリーホール
 レイフ・セゲルスタム指揮読売日響 マーラー Sym2番
この雪のせいか、会場は6割程度の入り。過去聴いた印象では、セゲルスタムのマーラーは、マーラー特有のねちっこさは感じない代わり、彼流の個性的なバランスや歌い回しがあり、目立たなかったパッセージに光が当たったりします。今日もその特質に加え、テンポも揺らし放題、しかもマーラーの指示をデフォルメすると言うより、完全に自己流の揺れ方です。全体的には遅めのテンポで、特に第2楽章が半端じゃない表現で一番印象的でした。また、舞台裏のバンダがある時はステージの袖、またある時はPブロック裏の通路、そして合唱の入る手前にFlとかけ合いをするTpに至っては、Pブロック上方の左右、RDブロック前方、LDブロック前方と4箇所から朗々と吹いて独特の空間を作り出していました。そしてバンダの金管奏者も舞台に上っての大団円。Hr11本、Tp10本(推定)を含む金管群が作り出す豪壮な響きは、過去聴いた同曲の中でも1、2を争う大迫力でした。

 このコンビのマーラー、1、9、2番と聴きましたが、今回の演奏が一番精度が低く、でも一番凄かったです。

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