2009年4月24日金曜日

虚実ない交ぜのデビュー作 - 三津田信三「忌館」

 阪神やっと連敗脱出、まあ中日や巨人とのアウェー対戦は1勝出来れば良しとしましょう。

 終日の曇りで肌寒い1日、最低5度に最高14度は3月下旬に戻った感じ、現在職場で洗濯中、今夜から雨らしいので、降り出す前に戻りたいところ。

 本日は先週末読んだ本から。ここ数年の本格シーンを席巻している感のある三津田信三の「○○の如き○○もの」シリーズが待望の文庫化、定価で即買いしたのが財布を失くした日(2009/4/20の日記参照)、ただそれに取りかかる前に、古本で入手済みだった著者のデビュー作を読むことに、後日談も付いた講談社文庫版です。

忌館 - ホラー作家の棲む家 - 三津田信三
 ホラー作家三津田信三が着想を得るべく移り住んだ館で経験する怪異が作中作と同時進行で語られるホラー、ミステリー的仕掛けもあります。作者自身の体験を元に虚実がない交ぜになっている構成が独特のリアリティを醸し出していて巧いです。また映画や本格ミステリーに対する愛がぎっしり詰まっていて楽しめます。

0 件のコメント:

コメントを投稿