2009年11月10日火曜日

ソヒエフ&トゥールーズの展覧会

今夜はこれからソヒエフ&トゥールーズ・キャピトル管、帰りが遅くなるので例によって記事のみ作成、続きはまた明日。

<続き>
 昨日に続き朝から晩まで空気そのものが暖かく、夜など春の空気感、11月に4、5日連続して20度を超すのは珍しい気がします。

 本日の指揮者ソヒエフを聴くのは初めて、と言うか「ソヒエフ」「ソキエフ」どっちの呼称が定着しているかすら知りません。またトゥールーズ・キャピトル管もプラッソン時代にチャンスに恵まれず、初体験です。

11月10日(火) サントリーホール
 トゥガン・ソヒエフ指揮トゥールーズ・キャピトル管 ドビュッシー 牧神の午後への前奏曲、ブラームス Vn協奏曲、ムソルグスキー 展覧会の絵
 最初の牧神は昨日の大野に比べて柔らかい音作り、次のブラームスでは深紅のドレスに身を包んだ諏訪内晶子は堂々たる演奏、またアンコールにバッハのしみじみ系の曲を披露、前プロで彼女を聴くことは多いのですが、アンコールをやってくれた記憶は余り無く、2度目くらい(か初めて)かも。オケは昨日のリヨン歌劇場管と同じく、細かく合わせることに頓着しないタイプ、また席位置の違い(昨夜はオケの横3階L、本日はRD)かもしれませんが、トゥールーズの方が弦に厚みを感じました。後半は一見無造作ながら朗々たるTpソロで開始の展覧会、Saxソロ、ユーホソロもなかなか、ぱっと見、気のいいおじさん風のソヒエフは、指揮棒を使わず両手で様々な表情を演出、指をひらひらさせるあたりゲルギエフを思い出します。速めのテンポでメリハリある表現で進行しつつ、各所で低弦を効かせた弦の厚いサウンドを強調、ブラスもまずまず鳴らしたキエフの大門、ラスト1音は一旦音量を落としてからスヴェトラばりの大クレッシェンドで興奮演出でした。
 アンコールは何と3曲!まず意外にも「くるみ割り人形」パ・ド・ドゥ、冒頭から全開で歌うチェロに始まり壮大なラストまで、これが本日の白眉、次に「カルメン」の間奏曲?(よく聴くFlソロのあるやつ)をほのぼのしみじみ、そして「カルメン」前奏曲を豪快に、会場は大興奮、さすがにこれで終わりでしたが、更に次の楽譜を出す団員もいて、そのプロ根性には脱帽、フランスのオケなのに。

 そう云えば今夜から「ライアーゲーム」第2シーズン、楽しみだけど、ゴールデンに移ると観づらいっす。

0 件のコメント:

コメントを投稿