2006年7月11日火曜日

コバケンの幻想再び - 小林研一郎&ハンガリー国立フィルの幻想

出張中に阪神が連敗してるのでは、と不安でしたが、どうやら無難に勝ったり負けたりしていた模様。でも中日との差が開いてるのは何故?向こうは連勝してるらしい。

 帰りの飛行機でも映画を2本観ましたが、驚いたのは音楽chで去年聴きに行ったサンティ&PMFの「ローマの祭」のライブ音源をやっていたこと。また出張による最大の痛恨事は9日のメルクル&国立音大のマーラー3番を聴けなかったことです。

 大量に溜まったメールを整理してる中に、今日のコバケン&ハンガリー国立フィルのお誘いを発見! 速攻連絡を取り、何とか間に合って、いざ出陣。この前聴いた日フィルとの幻想の爆発度は低かっただけに、今回に期待。例によって記事だけ作っておきます。

 翌日に続きを書いてます。いやあ、色んな意味でコバケンが爆裂した夜でした。

7月11日(火) サントリーホール
 小林研一郎指揮ハンガリー国立フィル エグモント、シベリウス Vn協奏曲、幻想Sym
エグモントはそれなりの印象でしたが、シベリウスで既に木嶋真優のソロが無い部分では相当開放的にオケを鳴らしてました。その傾向は期待通り幻想で炸裂、弦のクセのあるアクセント、木管の思いっきりのいい吹きっぷり、金管のベタ吹き(特にHr)など、ここまでやればあっぱれ。クライマックスは見事な大噴火でした。3ヶ月前の日フィルと何でこうも変わるんでしょう?コバケンの要求を少々やり過ぎ、と思ってもその通りにやれる奏者の国民性、若しくは指揮者に対する信頼度の違い、なんでしょうか。
 アンコールは十八番のダニー・ボーイ、ハンガリー舞曲(第5番?)、幻想のラスト30秒、と続き、その間にいつもの口上、ハンガリー語に関する小ネタ、仕上げにスタンディング・オーベーションの強要、と続くコバケンのフルコース、良くも悪くもコバケン節炸裂の一夜でした。

 このコンビ、過去2度聴いた公演は1勝(サン=サーンス3番)1敗(マーラー5番)でしたが、これで2勝1敗です。

 ちなみにこの夜のチケット、日頃クラシックとは無縁のテニスの先輩から回ってきたもの。先輩のテニス仲間がコバケンの知り合いらしく、S席を5枚いただいたとのことで、殆どがサントリーホールは初めての面々、4人ともシベリウスもベルリオーズも初めてなのに、いたく感動していました。僕の隣に座ったのはタレントの菊川怜さんのお父さん、彼とは一度テニスをご一緒した程度の知り合いですけれど。

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