2010年12月10日金曜日

インキネン&日フィルの爽快系1番

今日も冬晴れ、気温は平年並み、ただ朝はやや高めで今季いまだにマイナス気温無し。昨日テニス仲間からこちらに納品で来るとメールがあり、本日の昼休み職場のコートで落ち合って練習、試合形式でボコボコにシバかれました。

 その後東京に出てコンサート、の筈が夕方虎ノ門で特別講義を仰せつかっており、まずそっちへ、虎ノ門駅から会場へ向かう際、とある高層ビルの1階のあたりになぜか金毘羅さんの市が立っており、露店まで出てました。ここは毎日こうなんでしょうか?

 講義の時間は5-7時とコンサートと微妙にかぶってますが、サントリーまで歩ける場所ゆえ、「6時半に終わらせてコンサートに間に合わせよう」との心づもりでスタート。

 しかし、そうは問屋が下ろさず、ぴったり7時まで掛かってしまい質問に対応していると7時20分に(涙)、ダッシュでサントリーに着いた時は丁度休憩に入ったところでした(涙々)。

12月10日(金) サントリーホール
 ピエタリ・インキネン指揮日フィル シベリウス クリスティアン2世、マーラー Sym1番
前半の滅多に聴けないシベリウスに間に合わなかったのは痛恨の極み、ってことで聴いたのはマーラーのみ、初めて見るインキネンは貴公子然とした風貌にオーソドックスで判りやすそうな指揮、冒頭明らかに弾きにくそうと感じられる程に弦を抑えていて、おやっ、と思わせましたが、その後は標準的なテンポにアク無しスマート系の表情付けをベースにロマンティックな部分はそれなりに粘る、というスタイルと、リズムしっかり歯切れよい音作り、オケは全体に粗さを感じましたが、ffではパーカッションとブラスを開放的に鳴らすため爽快感がありました。(その是非はともあれ)弦バスソロはとても上手に弾いており、外人のTpトップ(前からいたっけ?)は浮き沈みありつつもラストのハイトーンの突き抜けっぷりは見事、7本のHrと補助のTp,Tbは楽譜通りに起立、PブロックでHrのベルが目の前の席だったため全体とのバランスは不明ですが、かなり鳴っていた気はします。

 終楽章のミュート早業ファンファーレ部分は先日のロンドン響と同様、完全分業制でした。

 日フィルはこのインキネンと継続的にマーラーをやってゆくようですが、いわゆるマーラー指揮者ではないと思うので、ちょっと不思議です。

 明日は音大オケフェスの最終日でローマの祭です!

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