2012年6月19日火曜日

大野&都響のオケコン

台風4号接近中で、午後までは降ったりやんだりと不安定な天気、朝から気温は高く最低20度超は今年初めて、ただ日中は24、5度前後、気が付くと通勤路途中にある夏椿が白い花を次々と歩道と駐車場に落としています。

 夜は連日のコンサート、台風がどんどん接近する中、「大丈夫なの?」と同僚に心配されつつも職場を早退け、行きは傘をささなくてもよい程度の軽い降りでした。

 文化会館に着いた頃は本降りに、メインのオケコンは好きな曲ではありますが、実演は10指に満たないかも、覚えているのはかなり昔、マゼール&ピッツバーグ響来日公演のシャープな演奏位、その意味先週のオケコン対決第1弾、コチシュ&東響を聴けなかったのはちと残念。

6月19日(火) 東京文化会館
 大野和士指揮都響 シェーンベルク 浄夜、シマノフスキ VnC1番、バルトーク 管弦楽のための協奏曲
 最初のシェーンベルク、ほぼフル編成の弦は扇形に1stVn、2ndVn、チェロ、Vla、その背後に弦バスが横1列に並ぶ配置、実演は精々2度目なのでよく判りませんが、暗く冷たい前半と明るく柔和な後半の表情の描き分けが印象的、続くシマノフスキは3管のオケ、ピアノ、チェレスタに大勢のパーカッションと大編成、ソリストは何故か日焼けした?感じの庄司紗矢香、彼女にしては珍しくアンコールは無し、この時点で1時間10分経過していたので嬉しいかも。
 後半はオケコン、大野にはモネ管とのマーラー5番から「耽美系でねっとり」というイメージを持ってましたが、予想に反しメリハリ系の音作り、第3楽章も余り粘らない表現、第4楽章から続けて演奏した終楽章、冒頭ファンファーレ後のチェロのピッツィカートをテンポを落として強調した点と、その後の部分(および同様の楽想が終盤回帰する部分)での超快速テンポが印象的、ブラスは両端楽章ですらトータルバランスを取り8分程度の吹きっぷりながら、弦の鳴りよく全体のサウンドはかなりのスケール、そして最後の1音はキマってました。

 会場を出るとさすがに暴風雨、つくばエクスプレスは問題無く動いてましたが、上野からそこに接続するまで(風雨に弱い)常磐線を使おうとしてスタック、地下鉄日比谷線への振り替え輸送を経て11時頃無事地元ターミナル駅へ、ただ100円ショップの折り畳み傘は10秒で破壊され、自転車5分の道程でパンツまでぐっしょり濡れ鼠に(笑)。

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