2014年2月11日火曜日

タコオケの凄烈13番、そしてテルミン! - 長田雅人&オーケストラ・ダスビダーニャ

 朝小雪がちらつきましたが基本的に曇り、最低0.1度と2月に入って2度目のプラスながら、最高は3.6度とかなり低め、先日の雪の影響で練習は当然キャンセル、朝ゆっくりしてからコンサートのため東京へ。

 通常の外出は季節を問わず裸足&サンダル、ただ大雪の日は試合道具も持参していたため、途中からテニス用靴下&テニスシューズへと移行し雪道も快適でした。今日はデフォルトに戻そうか迷いつつも、残雪が多そう、と日和ってテニスシューズを履いての出陣。

 土曜と比べかなり雪が消えていた錦糸町で聴いたのは例年熱い演奏を聴かせてくれるショスタコ専門オケ"ダスビ"(昨年は4番)、今年のメインは13番、歌曲っぽいイメージがあるためやや苦手な上、元々演奏頻度も低いため、実演で聴いたのは8年程前のテミルカーノフ&サンクトペテルブルクフィルの1度のみ、個人的には前プロの映画音楽「女ひとり」に期待です。

 昨年同様、前の列には金子先生がいらっしゃいます。

2月11日(火・祝) すみだトリフォニー
 長田雅人指揮オーケストラ・ダスビダーニャ ショスタコーヴィチ 映画「女ひとり」より抜粋、Sym13番
前半はショスタコの映画音楽第2作から編まれた組曲からの11曲約30分、ブラスはTp3、Tb3、Hr5、そしてバンダ9人(コルネット?3、アルトホルン?2、テナーホルン?2、ユーホ(小チューバ?)、チューバ)がオルガン前通路にズラリ、しかもほぼ半分の曲で大活躍し、本隊のブラスもまずまずの鳴りっぷり、8番の原型っぽい曲、静かな曲でのObのモノローグ、終曲最後のTpハイトーン連打など注目点多い中、極め付けは驚きのテルミンの使用!生まれて初めて聴きました。その舞台左袖のテルミンの揺れる音にTbのグリッサンドを合わせるサウンドが効果的、そしてアンコールもピアノ伴奏によるテルミン演奏で「馬あぶ」のロマンス?音程感のある演奏も出来るとは知りませんでした、難しそうだけど。
 そして後半13番、男声合唱約30名がオルガン前に並びなかなかの迫力、その右隣にプロジェクターで対訳表示、バス独唱は指揮者左、増えて6本になったHr、トップがギンギンヴィブラートでロシアっぽくて最高、第1楽章を筆頭にパーカッションの恐怖の打ち込みやブラスのベタ吹きなど、やや距離を置いて古典の一つとして演奏していた印象のテミルカーノフ&サンクトPtコンビより凄味を感じました。第1楽章ラスト1音で鐘と銅鑼の余韻だけ残したのが印象的、第2楽章後に音合わせ、終楽章消え入るように終わった後の黙祷は10数秒、アンコールは無し。

 テミルカーノフ&サンクトペテルブルクフィルの同曲は、オケよりも東京オペラシンガーズの迫力がより印象に残っています。

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