2014年2月22日土曜日

内藤&ニューシティ管、快速テンポのブルックナー6番

 今日も冬晴れ、朝-5.7度と冷え込み、日中も最高9度弱とやや低め、先週大雪による高速バス運休でままならなかったスポット帰省は今週末に仕切り直し、午前中は留守録するためにHDレコーダーの空きを作る作業に専念し、午後は都心のコンサートへ。

 聴いたのはブルックナーの交響曲を独自稿で世界初演するプロジェクトをここ何年も続けている内藤&ニューシティ管のコンビ、過去何曲か聴いており、前回は7番でした。

 とは言え、ブルックナーは守備範囲ド真ん中ではないため、稿の違いなぞ自分にはブタに真珠、ブルックナーに詳しい知人のご馳走になっての参戦です。

2月22日(土) 芸術劇場
 内藤彰指揮ニューシティ管 グリーグ PC、ブルックナー Sym6番 <川崎校訂版>
前半グリーグのソリストはお髭のヤンネ・メルタネン、アンコールはグノシェンヌ第3番とお洒落。後半ブルックナーの前に内藤氏による解説、6番は異版少なく今回は音符の変更は無いものの、指示記号、特にテンポ指定の大幅見直しがあり、両端楽章はほぼインテンポとなって従来と全く違うとのこと、確かに第1楽章第2主題を速いテンポでやられるとまるで別の曲、しかも「タッタタタタ」という主導リズムがより強調され統一感は増大、またこのコンビが数年拘ってきたノンヴィブラート奏法、一部奏者を除き前回の7番より徹底され、以前は「音程が悪くなり、響かない」とデメリットが目立っていたのに、今回は第2楽章など純度ある響きが聴け、Hr5,Tp4,Tb3+女性チューバのブラス陣の鳴りも全体にまずまず、硬質で骨太なサウンドを楽しみました。

 この後、夜行バスの時間まで暇だったこともあり、同じ芸劇の地下に降りて「サロメ」観劇(&感激)、その感想はまた明日の記事で。

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