2013年12月29日日曜日

聴き納めは夕方オケの不安なマーラー7番 - 小柳英之&アーベント・フィルハーモニカー

 冬晴れ、朝マイナス3度弱とやや低く、日中は最高8度台と連日の寒さ、昨日に続き職場に出て年内締切の原稿書き、半分も終わらないのにこれからアマオケのマーラー7番に出陣するべく東京へ、まずは記事のみにて。

<続き>
 終わらぬ仕事を放り出し、代々木公園駅を降りて有名ラーメン店の本店を経由して聴いたのは、朝活オケから枝分かれした夜活オケ、前回の9番に続いて今回は7番です。

 年の瀬で開演遅めの午後7時半、マイナーな会場、マイナーな曲、と条件が悪いせいか、お客さんは概算50名、演奏者の数より少ない感じです。

12月29日(日) オリンピック記念青少年総合センター カルチャー棟大ホール
 小柳英之指揮アーベント・フィルハーモニカー モーツァルト "ドン・ジョヴァンニ"より序曲とカンツォネッタ、マーラー Sym7番
 オケは2ndVnとVlaを入れ替えるタイプの対向配置、最初のモーツァルトに何故かマンドリンとテナーホルンが!序曲の後の2曲目でマンドリンと弦のピッツィカートをバックにテナーホルンがアリアか何かの独唱パートを担当する趣向、ただかなり不安定。休憩を挟みお目当てマーラー、テナーホルンのソロは前半に輪をかけて不安定、オケ全体も合わない部分や乱れる部分かなり多し、弦は本数少なめで音量も小さめ、ただ1stVnはコンミス含め数名大きな音を出しかろうじて管に対抗、木管はやや思い切り不足、5本のHrはソロ・全体ともにまずまず、Tpトップが出色の輝かしい響き、そして個人的MVPはバストロの野太い音、第2楽章のカウベルを1階中央通路左端で鳴らし、第3楽章後に音合わせ、小柳氏はテンポ遅めで、特に終楽章は時に倍に振るなどして局所的にかなーり遅くなったのが個性的、ラストはブラスがまずまず鳴っての大団円。

 特に第1楽章が危なっかしく、ヒヤヒヤしながら聴いたせいか(テンポとは関係無く)過去最も長ーく感じた同曲第1楽章でした、(母体含め)この団体とこの会場と7番は相性が悪いのかも。

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